侵入種と外来侵入種

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生態系に悪影響を及ぼす種として定義される侵入種において,特に顕著な有害性を示す種を外来侵入種とよぶ.侵入種は,新たな生態系に侵入した際,即座に悪影響を及ぼすわけではない.有害性の発現には,150年程度の潜伏期間が存在する.そのため,我々がその危険性に気づいたときには,既に個体数の著しい増加が認められ,手遅れになってしまった事例も少なくない.侵入種の侵入経路には,意図的導入,非意図的導入,逸出導入の3つが存在する.

外来侵入種の代表的な例として,ブルーギルが挙げられる.1960年,アメリカのシカゴ市長から日本に寄贈され,水産庁淡水区水産研究所が食用研究対象として飼育した後,1966年に,静岡県伊東市の一碧湖に放流,その後全国に広がった.

ブルーギルは,他の淡水魚と比較して,飛びぬけた繁殖力や生命力,捕食力をもち,例え少数の個体であっても,一度侵入してしまえば,爆発的に増殖し,池や湖中の生態系を修復不可能な状態にまで破壊しかねない.また,漁獲対象種への圧迫に限らず,鰓蓋の鋭い棘が網に絡みやすく,外すことも困難であるため,漁業活動の妨げになる等,生態系の破壊に限らず,産業面にも悪影響を及ぼしている.

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hiragushi
自信がもてないアラサー。ぼっち。 少しでも自分を変えたいとじたばたしている。

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